ブリッジ(前歯)
- 阿部潤

- 8月21日
- 読了時間: 3分
更新日:8月23日

ジルコニアセラミックによる「前歯のブリッジ」の例、その他を紹介します。
「ブリッジ」とは、歯が欠損している箇所に対して、その前後(近隣)の歯を利用して連結したものをかぶせる治療法のことを言います。複数の歯を連結した一体式のものになります。

ジルコニアセラミックによる前歯3本のブリッジです。

金属を使用していないため、裏から見てもキレイです。

3本のうち、真ん中の所が歯が欠損している部分になります。
これをセラミック矯正すると、

上述のブリッジを実際に歯型に装着させてみた状態の正面観です。

こちらは裏面観になります。
ジルコニアブリッジ(犬歯~臼歯計3本)
ジルコニアによるブリッジで前歯と奥歯が混在しているパターンを紹介します。前歯部分には「ジルコニアセラミック」、奥歯部分には「オールジルコニア」を使用したコンビネーションブリッジです。前歯から奥歯にかけてのブリッジ では、このようなコンビネーションタイプを使用しています。

向かっていちばん右側の犬歯(前歯)のところは審美性を重視した「ジルコニアセラミック」で、 その他2本の小臼歯 (奥歯)は強度を 重視した「オールジルコニア」となっています。
異なるタイプのものを使用しているにもかかわらず、ご覧のとおり、どこからが「ジルコニアセラミック」で、どこからが「オールジルコニア」か、その境界(差異) 判別出来ないないほど精巧な彩色に仕上がっているということが一目瞭然かと思います。
従来オールジルコニアでは、これほどまでに天然歯に近い色合い(透明感) を出すことは難しかったのですが、現在ではここまで進化 しています。オールジルコニアの彩色・加工技術が格段に向上したということにつきると思います。

装着した状態

内面観
撮影(照明)環境や配置角度により、同じものでも若干見え方が変わってきますので、最後に同じブリッジの画像を違う角度(照明)から見たもの2枚を並べてみます。
※ ブリッジの真ん中の歯の部分にある突起のようなものは、後で(口の中に装着する際には)除去します。
ジルコニアブリッジ(前歯~奥歯計10本)
前歯にはジルコニアセラミッククラウンを使用、奥歯にはオールジルコニアクラウンを使用して、前歯から奥歯にかけて計10本に及ぶブリッジの紹介です。
前歯3本が欠損(抜歯)しています。 ジルコニアクラウンによる治療においては、このように ロングスパンのブリッジを適用するケースもあります。
※ このようなブリッジを適用できるのは「個々の歯のコンディションが良好であること」というのが前提条件となります。












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